町工場の3代目・ボンクラ社長のブログ

町工場の3代目社長と等身大の自分

ボンクラのぼやき

いや〜映画ってほんっとうに面白いもんですね。



このフレーズを知らない方は金曜ロードショーの全盛期を知らない平成生まれのリア充のエセ映画好きか、宮崎駿監督の初映画監督作品は”ルパン3世 カリオストロの城”だと何度言っても信じず、”となりのトトロ”は「死後の世界を表している。」などと名作をただのホラー映画に仕立てようとしていた私の元カノくらいですよ!


(元カノは確か、長野県出身だったと思うのですが)




何が言いたいのか?


”TENET テネット”を観たんですよ。
・・・ちょっと吐き出したいんですよ。




私はクリストファー・ノーラン監督の作品が大好きなんですよ。


20代前半に”メメント”という作品を観たんですが、M・ナイト・シャマラン監督の”シックスセンス”と、デヴィッド・フィンチャー監督の"Se7en"と、この”メメント”の最後の衝撃は、私にとってサスペンス映画を好きになるきっかけになったんですよ。


20代後半、仕事に追われていた私は、映画を楽しむ事より家族と過ごす時間を優先するようになり、映画を見るよりNHKの歌のお姉さんに夢中になっていったのです。


そして子供達も大きくなり仮面ライダーやプリキュアも観なくなってしまったので、大好きだった映画鑑賞の趣味を数年前から再開させた訳なのですよ。
(すいません、前置き長すぎますね。でも続きます。)


映画鑑賞の趣味を再開させてすぐに、わが社のK課長から”インターステラー”という映画を進められて観たのです。
SFサスペンス映画なんですが、難しいんですよ。
そして家族愛というものを濃すぎず薄すぎず描いていて、これがまぁ面白かったわけですよ。


それになんと、監督の名前を見ると、クリストファー・ノーラン!!


く~~!
またもや私の心を鷲掴みにしやがった訳ですよ!


そこからの”テネット”ですよ!
(やっと本題です!)



ん~~~~~・・・・。


以下、私見ですので参考程度にしてください。


①「考えるな!感じろ!」(映画の冒頭の方でこの言葉が出てきます。)
この言葉を頭に叩き込んで観る。
そんな映画です!


②ふとした時に『あのシーンは、こういうことか!』
となる映画です!


③映画を観た後にネットでネタバレを見ると、新たな発見がある。
(映画を観ていないとネタバレを観ても意味が無いです。まぁどの映画もそうですが・・・)
という映画です!


④上映中にトイレに行って帰ってくるとチンプンカンプンになるので、必ずトイレ対策をしておく。
こんな映画です!


⑤1~4をふまえて2度目を観る必要がある。
ってな映画です!


あーだこーだ言うとりますが、私はレビューなどの他人の意見や評価は気にしないタイプですので他の人はどうか知りませんが、私はメッチャ面白かったです!




いや〜映画ってほんっとに良いもんですね(^^)

ボンクラのぼやき

えっ、仕事ですか?


・・・忙しいですよ。


儲かってませんけど・・・。


ってな感じの、そろそろ給料日が近づいてきたので胃が痛くなってきたボンクラです。


ちょっと、うれし恥ずかしい出来事がありました。
(長くなります。)

私には、イタリア人の友人がいるんです。
彼は、日本の文化を愛してやまない人で日本に留学をして、そのまま日本で外資系の会社に就職をしているんですよ。
(副業でモデルもしてるんです。CMとかファッション雑誌にでてるんですよ!)


彼に出会ったきっかけは、15年くらい前に共通の友人(アメリカ人)のパーティーに誘われたときに紹介されたのですが、そのパーティーは200人くらい人がいて、日本人は私と妻(当時はまだ彼女)含む10人くらいで、かなり多国籍なパーティーでした。


パーティー会場で妻が、私に「見て!とんでもないイケメンがいる。」
っと言うので見てみると、漫画でしか見たことないような状態で女の子に囲まれている美形の白人青年がいました。


”神戸の種馬”を自称していた私は、彼の前では絶対言わないでおこうと思うくらいのイケメンでした。
(アラフォーになった今でも、”神戸の種馬”を自称しています。)


パーティーの途中でアメリカ人の友人が、そのイケメンを紹介してきたんですが、


・・・メッチャ無愛想やったんです。


まぁ、お腹でも痛いのかな~?
って感じで適当に挨拶をして、その場は終わったんですが、


なんか、モヤモヤしてきたんですよ。
なにがって?


日本とイタリアでは文化が違うじゃないですか!
私が何か失礼でもしたのかな~?
って思えてきたんですよ。


急いで、彼のもとまで行って言ってやったんですよ。


私「さっきの君の態度は悪いよ。」
イタリアのイケメン「・・・。」
私「ただ、私も悪かったのだったらごめんね。」
イタリアのイケメン「・・・恥ずかしいです。」
私「・・・はっ!チャック空いてた?」
イタリアのイケメン「??」


そこに、英語が堪能な妻が入ってくれて、やっと会話になったのですが、


彼は、日本人と初めて会話をしたので緊張して話が出来なかったそうです。


なんやねん!
(チャックは空いてませんでした!)


そんなことがきっかけで、そのイタリア人のイケメンD君と仲良くなったんですよ。


D君は私の事を”アニキ”と呼ぶようになり(彼は5歳年下なんです)、2人で飲み行くほど仲良くなったんです。


D君「どうして、アニキは僕に良くしてくれるの?」
私「君と居たら女の子が寄ってくるので、良い思いが出来るんじゃないかと思ってるからだよ。(本音)」
D君「ふふふ、アニキは恥ずかしがり屋だね。僕らはソールメイトだよね。」
(私の発言をジョークだと思っている。)
私「・・・もちろんそうだよ。」


D君は見た目だけじゃなく、心までイケメンなのです。
(ごめんよD君!私はクズです。)


その後、もちろん良い思いなどできる訳もなく、D君との友情を育んでいったのです。
そんなある日。


D君「アニキ、僕はガールフレンドができました。」
私「そうなんや!よかったね。いつか紹介してよ!」
D君「・・・。」
私「ん?どうしたん?」
D君「アニキは彼女がどこの国の人か聞かないね。」
私「・・・どういうこと?」
D君「私の近くの日本人は、私にガールフレンドが出来ると絶対にどこの国の人?って聞いてくるんだよ。」
私「・・・。(そういえば、どんな人なのかは聞きたいけど、国籍を気にしたことはなかったな。)」
D君「アニキは自分に娘が生まれて、ボーイフレンドが外国人だったらどうする?」
(当時、結婚して次男が生まれたばかりで、娘はまだ生まれていませんでした。)
私「ん~~。外国人とか、そんなんどうでもいいから、娘と家族を大事にしてくれたらいいな。」
D君「・・・そうだよね。」


実はD君とそのガールフレンドは長く友人関係だったのですが、この度晴れて付き合うことになったのです。
そしてD君は彼女と結婚を考えていたのでした。
彼女は鹿児島県出身の日本人で、お父さんがメチャクチャ怖いらしいのです。


何故か、私に相談に乗ってほしいと言い出し、彼女も合流。
(彼女、ビックリするぐらいのベッピンさん!身長も170センチくらいあってめっちゃ細いんですよ!当時モデルさんでした。)


これはマズイ!
私は、重い相談事を聞くのは好きなんですが(クズですいません。)、気の利いたことは絶対に言えないんですよ。
っというか、そういう重い相談を聞いていると、言わなくていいことを言ってしまうダメな人間なんですよ。


私「俺じゃなくて、もっとまともな人に相談した方がいいよ。」
D君「??アニキに聞いてほしいです。」
私「・・・よし、どうぞ。」


てな感じで美男美女の恋愛相談を醤油顔の自称”神戸の種馬”が受けたわけなんですよ。
”しらんがな!” ”なんとかなるでしょ!”
この言葉を心の中で連呼し、真剣に話を聞いたんですよ。
(D君!こんなクソヤローでごめんね。)


D君「~~て感じなんだけど、どう思う?」
私「・・・結婚するのは君達やねんから、彼女のお父さん関係なくない?(キリッ)」
D君・彼女さん「・・・。」
私「・・・見守ってください!って言うたらエエと思うよ。(キリッ)」
D君・彼女さん「・・・。」
彼女さん「ボンクラさん、私達の話きいてました?」
私「・・・。」
D君「・・・聞いてないね?」


私は、まったく的外れな回答をしたようなのです。
(ほんとに右から左だったので、どんな内容の相談だったのか覚えていません。)


私「(汗)・・・すまん!こういう話は苦手やねん!だからできるだけちゃんと答えようと思って、なんて答えるのがいいか考えてたら、二人の話が入ってこなかってん!(必死)」
D君・彼女さん「・・・(爆笑)」
彼女さん「D君の言う通り、素敵な人ですね。」
(なんでそうなんねん!)
D君「そうなんだ!僕はアニキをとても”リスペクト”してるよ。」
(だから、なんでそうなんねん!)


ってな事があった後、半年後2人は無事結婚したんですよ。
(結婚式で奥さんのお父さんにあいさつしたのですが、ムチャクチャ怖かったです!)


で、ですよ。
(ここからが、本題なんですよ!)


先日、彼らに2人目の子供が生まれたんですよ!


男の子だったんですよ!
(1人目は女の子です。超絶美少女!!)


んで、その男の子の名前を私から一字取ったんですよ!


奥さんもそうしようと言って二人で決めたらしいんですよ!


嬉し恥ずかしくて、なんだかな~って感じです。


は~~。
めっちゃ長くなりました!
読んでくださった方々、ありがとうございます。


彼らが恥ずかしくならないように、自分の人生を大切に生きていこうと思います。

ボンクラと従業員

私の会社の従業員は変わり者が多いんですよ。


昼過ぎの事。


M工場長「K課長。ちょっとよろしいですか?」
K課長「はいはい。どうされました?」
M工場長「確認していただきたいことがあるんです。」


っと、M工場長とK課長のやり取りを見ていた私は、何かあったのかな?っと二人の後をつけていったんですよ。
すると、T課長が急に横から急に出てきて「ワッ!」っと大きな声でK課長を脅かしたんですよ。
(もちろん仕事中)


その時、


K課長「アジャパ!」


って叫んだんです。
ほんとにデカい声でハッキリと「アジャパ!」って言ったんですよ。
私は、目の前で「アジャパ!」という人を初めて見たので笑いより驚きが勝ってしまったんですよ。
M工場長とT課長も同じだったらしく、


M工場長「アジャパ!ってなんですか?」
T課長「そうか、M工場長ぐらいの人だと知らないですよね。子供のころ流行ったんですよ。」
(M工場長は、わが社の役職付きでは、一番若いんです。)
私「確かに、テレビか漫画でそんなワードが出てきてましたね。」
K課長「ちゃうねん!そういうことやないねん!」


落ち着いたK課長が話に割って入ってきて話が終わったんです。


そんなこんなあった後に、


私が、鉄に穴あけの加工をする必要があったので、指定されている大きさのドリルを探していたんですよ。
(これが、ほんとの仕事です)


どうしても見つからなかったのでM工場長に、


私「工場長。この指定されているドリルがないのですが使っていませんか?」
M工場長「これでいけませんか?」


っと、自分の人差し指をだしてきたんです。
ゴリ・・M工場長は自分の肉体に限界はないと思っている人なんですよ。


私「・・・いやいや、それはないでしょ。」
M工場長「すいません、大きすぎますよね。じゃあこっちですね。」


っと、小指をだしてきたんです。
折れるんじゃないかという勢いで小指を捩じってやったら「アジャパ!」っとデカい声で叫んだもんですから、T課長が勢いよく近づいてきて、


T課長「ちょっと、ちがう。」


と言い出し、「アジャパ!」についてM工場長に説明しだしたんですよ。
・・・そういうことやないねん。


結論
この人たちは、この会社がなくなってしまったら他で生きていく事は不可能なので、わが社はコロナに負けるわけにはいかない!というお話です。