ボンクラと従業員
私の会社の従業員は変わり者が多いんですよ。
昼過ぎの事。
M工場長「K課長。ちょっとよろしいですか?」
K課長「はいはい。どうされました?」
M工場長「確認していただきたいことがあるんです。」
っと、M工場長とK課長のやり取りを見ていた私は、何かあったのかな?っと二人の後をつけていったんですよ。
すると、T課長が急に横から急に出てきて「ワッ!」っと大きな声でK課長を脅かしたんですよ。
(もちろん仕事中)
その時、
K課長「アジャパ!」
って叫んだんです。
ほんとにデカい声でハッキリと「アジャパ!」って言ったんですよ。
私は、目の前で「アジャパ!」という人を初めて見たので笑いより驚きが勝ってしまったんですよ。
M工場長とT課長も同じだったらしく、
M工場長「アジャパ!ってなんですか?」
T課長「そうか、M工場長ぐらいの人だと知らないですよね。子供のころ流行ったんですよ。」
(M工場長は、わが社の役職付きでは、一番若いんです。)
私「確かに、テレビか漫画でそんなワードが出てきてましたね。」
K課長「ちゃうねん!そういうことやないねん!」
落ち着いたK課長が話に割って入ってきて話が終わったんです。
そんなこんなあった後に、
私が、鉄に穴あけの加工をする必要があったので、指定されている大きさのドリルを探していたんですよ。
(これが、ほんとの仕事です)
どうしても見つからなかったのでM工場長に、
私「工場長。この指定されているドリルがないのですが使っていませんか?」
M工場長「これでいけませんか?」
っと、自分の人差し指をだしてきたんです。
ゴリ・・M工場長は自分の肉体に限界はないと思っている人なんですよ。
私「・・・いやいや、それはないでしょ。」
M工場長「すいません、大きすぎますよね。じゃあこっちですね。」
っと、小指をだしてきたんです。
折れるんじゃないかという勢いで小指を捩じってやったら「アジャパ!」っとデカい声で叫んだもんですから、T課長が勢いよく近づいてきて、
T課長「ちょっと、ちがう。」
と言い出し、「アジャパ!」についてM工場長に説明しだしたんですよ。
・・・そういうことやないねん。
結論
この人たちは、この会社がなくなってしまったら他で生きていく事は不可能なので、わが社はコロナに負けるわけにはいかない!というお話です。