町工場の3代目・ボンクラ社長のブログ

町工場の3代目社長と等身大の自分

ボンクラのぼやき

えっ、仕事ですか?


・・・忙しいですよ。


儲かってませんけど・・・。


ってな感じの、そろそろ給料日が近づいてきたので胃が痛くなってきたボンクラです。


ちょっと、うれし恥ずかしい出来事がありました。
(長くなります。)

私には、イタリア人の友人がいるんです。
彼は、日本の文化を愛してやまない人で日本に留学をして、そのまま日本で外資系の会社に就職をしているんですよ。
(副業でモデルもしてるんです。CMとかファッション雑誌にでてるんですよ!)


彼に出会ったきっかけは、15年くらい前に共通の友人(アメリカ人)のパーティーに誘われたときに紹介されたのですが、そのパーティーは200人くらい人がいて、日本人は私と妻(当時はまだ彼女)含む10人くらいで、かなり多国籍なパーティーでした。


パーティー会場で妻が、私に「見て!とんでもないイケメンがいる。」
っと言うので見てみると、漫画でしか見たことないような状態で女の子に囲まれている美形の白人青年がいました。


”神戸の種馬”を自称していた私は、彼の前では絶対言わないでおこうと思うくらいのイケメンでした。
(アラフォーになった今でも、”神戸の種馬”を自称しています。)


パーティーの途中でアメリカ人の友人が、そのイケメンを紹介してきたんですが、


・・・メッチャ無愛想やったんです。


まぁ、お腹でも痛いのかな~?
って感じで適当に挨拶をして、その場は終わったんですが、


なんか、モヤモヤしてきたんですよ。
なにがって?


日本とイタリアでは文化が違うじゃないですか!
私が何か失礼でもしたのかな~?
って思えてきたんですよ。


急いで、彼のもとまで行って言ってやったんですよ。


私「さっきの君の態度は悪いよ。」
イタリアのイケメン「・・・。」
私「ただ、私も悪かったのだったらごめんね。」
イタリアのイケメン「・・・恥ずかしいです。」
私「・・・はっ!チャック空いてた?」
イタリアのイケメン「??」


そこに、英語が堪能な妻が入ってくれて、やっと会話になったのですが、


彼は、日本人と初めて会話をしたので緊張して話が出来なかったそうです。


なんやねん!
(チャックは空いてませんでした!)


そんなことがきっかけで、そのイタリア人のイケメンD君と仲良くなったんですよ。


D君は私の事を”アニキ”と呼ぶようになり(彼は5歳年下なんです)、2人で飲み行くほど仲良くなったんです。


D君「どうして、アニキは僕に良くしてくれるの?」
私「君と居たら女の子が寄ってくるので、良い思いが出来るんじゃないかと思ってるからだよ。(本音)」
D君「ふふふ、アニキは恥ずかしがり屋だね。僕らはソールメイトだよね。」
(私の発言をジョークだと思っている。)
私「・・・もちろんそうだよ。」


D君は見た目だけじゃなく、心までイケメンなのです。
(ごめんよD君!私はクズです。)


その後、もちろん良い思いなどできる訳もなく、D君との友情を育んでいったのです。
そんなある日。


D君「アニキ、僕はガールフレンドができました。」
私「そうなんや!よかったね。いつか紹介してよ!」
D君「・・・。」
私「ん?どうしたん?」
D君「アニキは彼女がどこの国の人か聞かないね。」
私「・・・どういうこと?」
D君「私の近くの日本人は、私にガールフレンドが出来ると絶対にどこの国の人?って聞いてくるんだよ。」
私「・・・。(そういえば、どんな人なのかは聞きたいけど、国籍を気にしたことはなかったな。)」
D君「アニキは自分に娘が生まれて、ボーイフレンドが外国人だったらどうする?」
(当時、結婚して次男が生まれたばかりで、娘はまだ生まれていませんでした。)
私「ん~~。外国人とか、そんなんどうでもいいから、娘と家族を大事にしてくれたらいいな。」
D君「・・・そうだよね。」


実はD君とそのガールフレンドは長く友人関係だったのですが、この度晴れて付き合うことになったのです。
そしてD君は彼女と結婚を考えていたのでした。
彼女は鹿児島県出身の日本人で、お父さんがメチャクチャ怖いらしいのです。


何故か、私に相談に乗ってほしいと言い出し、彼女も合流。
(彼女、ビックリするぐらいのベッピンさん!身長も170センチくらいあってめっちゃ細いんですよ!当時モデルさんでした。)


これはマズイ!
私は、重い相談事を聞くのは好きなんですが(クズですいません。)、気の利いたことは絶対に言えないんですよ。
っというか、そういう重い相談を聞いていると、言わなくていいことを言ってしまうダメな人間なんですよ。


私「俺じゃなくて、もっとまともな人に相談した方がいいよ。」
D君「??アニキに聞いてほしいです。」
私「・・・よし、どうぞ。」


てな感じで美男美女の恋愛相談を醤油顔の自称”神戸の種馬”が受けたわけなんですよ。
”しらんがな!” ”なんとかなるでしょ!”
この言葉を心の中で連呼し、真剣に話を聞いたんですよ。
(D君!こんなクソヤローでごめんね。)


D君「~~て感じなんだけど、どう思う?」
私「・・・結婚するのは君達やねんから、彼女のお父さん関係なくない?(キリッ)」
D君・彼女さん「・・・。」
私「・・・見守ってください!って言うたらエエと思うよ。(キリッ)」
D君・彼女さん「・・・。」
彼女さん「ボンクラさん、私達の話きいてました?」
私「・・・。」
D君「・・・聞いてないね?」


私は、まったく的外れな回答をしたようなのです。
(ほんとに右から左だったので、どんな内容の相談だったのか覚えていません。)


私「(汗)・・・すまん!こういう話は苦手やねん!だからできるだけちゃんと答えようと思って、なんて答えるのがいいか考えてたら、二人の話が入ってこなかってん!(必死)」
D君・彼女さん「・・・(爆笑)」
彼女さん「D君の言う通り、素敵な人ですね。」
(なんでそうなんねん!)
D君「そうなんだ!僕はアニキをとても”リスペクト”してるよ。」
(だから、なんでそうなんねん!)


ってな事があった後、半年後2人は無事結婚したんですよ。
(結婚式で奥さんのお父さんにあいさつしたのですが、ムチャクチャ怖かったです!)


で、ですよ。
(ここからが、本題なんですよ!)


先日、彼らに2人目の子供が生まれたんですよ!


男の子だったんですよ!
(1人目は女の子です。超絶美少女!!)


んで、その男の子の名前を私から一字取ったんですよ!


奥さんもそうしようと言って二人で決めたらしいんですよ!


嬉し恥ずかしくて、なんだかな~って感じです。


は~~。
めっちゃ長くなりました!
読んでくださった方々、ありがとうございます。


彼らが恥ずかしくならないように、自分の人生を大切に生きていこうと思います。

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